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【 青函帯2009 】 、
( 企画趣意2/10のページ
↑ しつこいけどプロモだからガマンしてね、1年間。 )
クリアすべき問題が深々と、
かつ多岐にわたり、
じっくり取り掛かるべき事柄が甚大
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そしてわたしの
今回の函館滞在日数もリミットが差し迫る
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中央埠頭の工事現場をプラッと覗いてから
函館海上保安部へ
ヒチコック課長は年度がかわって、
「 ヒチコックさん 」 になっている
が、ここではヒチコック課長でいてもらいます
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アポなしでいきなり顔を出していつも怒られるので、
しかたなく、イヤイヤながら電話すると
あのビリッと響く低音が云う
「 オウ元気かい、最近来ねえな、と云っていたんだぜ 」
今から行きますとしっかりアポをとって、
その後、指定された時間にいくと、
「 氏は先ほど急用で姿を消されました 」 として、
彼はいなかった
まあわたしごときはそんなもんだ
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S氏とW氏とが、
じっくり、シブい顔をキープし、
悩ましいミーティングに対応してくださった、
あれも問題、これも問題、
あっちも問題、そっちも問題!
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次、
石畳の坂道を登ってイギリス領事館の裏口が
コンベンション事務局につながっている
青いペンキ塗りの扉を開けて古い木造階段を上って
さはやかな風に吹かれる部屋にいつもニヒル氏は居て、
いや顔はニヒルだが心の熱いかたなの
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進捗状況と困っている点などをボヤくと
いつものようにじっくりと耳を傾けてくれたあと、すぐさま、
Y氏に会え、といってその先へ勢いよく電話し、
「 どうも私です、議会中失礼、
今ここに、セイカンタイという悩ましい企画があって。
ベラベラ。ベラベラベラベラベラベラ。
ベラベラベラベラベラベラ!!
・・・ ということであなたの立場から、
何か助言を願えないか 」
と、ビックリするくらい早口言葉で
わたしと企画と問題点との説明を的確にまくしたてた
その横では
【 青函帯 】 というタイトルはマズいと今も渋るW氏が、
ソファに並んであいまいに苦笑いをしている
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翌日、
議会中スミマセン、といって農水課Y次長に対面
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タイムリミットを聞いておき、
わたしは企画についてをベラベラとしゃべる、
そしてそのうえで問題のひとつ、
「 夏の本漁期の、燃料高の、ご時世の、
漁師と魚市場における客観的事実 」 という点を聞く
かくかくしかじか、
あ、ちなみに俺ね、戸井町出身ですよ、ウフフ
青函帯、、壮大におもしろいねコレ、
でも実際はキビシイ、うん実にキビシイですよ
、、どういうアプローチをしたら、呼べるのかな?
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このひとは漁業界のプロだから
内情に不案内な門外漢の小さなわたしが
あちこちでばかといわれて
門前払いを喰う、のとはワケが違う、
重い、というより軽く呆れ返ったような軽蔑をともなって、
あるいはなにか不可思議なものを見る目で、
このひとはもっと、ばかといわれちゃうだろう
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- 漁船に足代を出すということは、どうだ?
「 キャスト扱いとして、考え得ます 」
- フーン、でもな、、、、
祭りってのは心意気でやるもんだ、
雇われて漁師が来るんじゃ、つまらないだろ
海の男の心意気、をやりたいのに、
あんたの心意気、で終わっちまう
俺はやだね、、、、 そんな漁師。
そんな漁師、俺は、やだね。
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あ、
・・・・・・・・
このひと、この眼、なんか今、
いきなり、市のひとっぽくなくなった、
イヤ違う、
市政をやるからには
きっとこういう眼をしたひとたちが元来、
リーダーシップをとったんだな
*
四谷かどこかの小路を入った、いなせな古町の、
町内会の頼もしい兄さんのような
あんまり眼つきがホンモノだったので、
わたしは恐れ入ってしまい、
Y氏を正視できなくなった、それとともに、
函館市役所の中に
このひとがいるのだということについて、
ものすごく自慢げな心持ちになって、去った
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次、
K課の奥の偉そうな席に
いばりくさって、さも殊勝なカンジに座っているI氏
( 先日、突然ノシノシやってきて、
あんたW高だってな、俺はあんたのずっと先輩だぞ、
云うこと聞けよ、といってニッコリと、名刺をくださった )
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「 座れ、上座に。 うーん漁師な
そうだK社の社長につながるのがイイな、
でもあんたひとりでスタスタ出向くなよ、
とてつもない大きな会社だからね、
ヒョイと行ってノックして、入り口でどちらさま、といわれて、
『 サチヨです 』 じゃ、、、ちょっとアレだろ?
なんかこう、落ち込むべや、きっと。 」
俺に、任せろ
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なんとなしに ” 未来感覚 ” のようなものを得て
いつもの函館市役所を、出る
先日、O氏のところでブツブツ云ったとき、
「 さちよ、きっと大丈夫だよ、
みんなキンタマでかいんだから 」
、、、とニコニコが返ってきたのをおもいだしつつ
外は毎日すばらしい、夏のような秋が!
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