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どうもこんにちは!
浪曲大使( 自称 )の sachiyo です!!
ただいまから浪曲のプロモーションをいたします
みなさんを浪曲のトリコにしてしまいたくて
さてどんなふうにしようかなあと考えましたが
以下、浪曲プロモ第1発目!!
まわりくどくいきます!
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相棒のY君がレコードを回すというから
授業参観の親みたいな気分で
「 クラブ(↑) 」 というところへ見に行った
すでに誰かが、ディージェーをしていた
*
これ、というレコードを
これ、というタイミングでつなぎ合わせたり
これ、というのと混ぜ合わせたりして
これ、という気分あるいは空気をつくる、、、
のだろうとおもわれる
それをひとさまに聴かせる
レコード好きにとっては、
はっきりいってそのような行為は、
イノチガケの類だとおもう
一触即発!
乾坤一擲!
画竜点睛!
一刀入魂!
一曲耳唸!
青天の霹靂!
臥薪嘗胆!違うな
溜飲を下げる!
mm...違うけれども、
なんというか、そういう感じだ
*
これが
ムキムキのモダンジャズや、またはカントリーウェスタンや
または浪曲、またはフラメンコやバルカン音楽、なんかだったら
わたしも狂おしく縦横無尽に!
好きなレコードをじゃんじゃん回してみたいもんだ!
ところでジャズ喫茶のマスターはいいなあ、、、
などと、
実はおもっていたことがあるが残念なことに
「 クラブ↑ 」 では
そのようなジャンルはめったに聴こえてこない
*
「 クラブ↑ 」 では
暗闇に
ものすごいスピードでミラーボールが
クルクルクルクルクルーッと回りまくっているうえに
デジタルなリズムが大音量でグルグル回っていて
これをだいたい朝までやるのだそうだった
そこは、
馴染みの、青函フェリーよりも船酔いのする空間となっていて、
たいへん永続的にわたし頭がクラクラして
じぶんがナナメに立ってるのではなかろうかと心配になって
なんども身体を右に曲げてみたりした
ヘイ、もっとこう、
人間味のあるバイブレーションのレコードは、
ないかのう~?
*
初心者なりにこちらとしても、礼儀として、
店のひと達にも、一杯ずつどうぞ、とふるまってから、
バーカウンタにしがみついて後ろを見ると、
フロアにはまだお客はなかった
ビールをギュッ
・
・
次に、
しばらくしてまた振り向いてみると、
知らないうちに
ボワッとしてなんとなく揺れている黒い影が2つあってギョッとした
ストーンヘンジかとおもったら人だった
・
・
次に
また振り向いてみると
ストーンヘンジが増えていてギョッとした
ヨロヨロして
入り口のほうへ移動すると知った若い顔があった
「 ハァ~イ、くるくるしてて酔いますよね? 」 と挨拶してみたら、
「 そうですかぁ~ぁ?↑ 」 と云われた
わたしだけなのか ・・・(老)
バーカウンタに戻って
次のDJである相棒のY君のレコードを聴いていると
カウンタの中から店のひとS君が揺れながら
「 うぉッ!これカッコイイっすねえ!
マイケルッスかね?↑ 」
・・ と、ノリノリムードでわたしに聴くので
( マイケルッス? )
そんなの知るか、とおもいつつ、
ガイジンみたいに両手を広げて肩をそびやかした
後ろを見ると、
いつにかお客様が少し増えていた
*
ややするとそのひとは、
「 あやっぱりマイケルジャクソンだ 」
と云ったのが聞こえた
・・・ マイケルジャクソン!
ヒョエー!
そのような
世界中の老若男女が誰しも知っているようなビッグすら
わたしはわからない女だったのか!
船酔いと、老人感がひとしお増しながら
なんとなく侘びしい心持ちになり ・・・・
、、、 はすれども!
ムクムクと沸いて出る、尽きせぬ謎の、我が熱狂!
よし、こうなったらやるしかないなっと!!
*
老人のリベンジ ( キャー誰がッ! )
サクセンカイギ社の次の作戦は!
寅年新年ご祝儀企画! 浪曲喫酒!(仮)
ヤングなY君すらいまや、浪曲のトリコ!!
広澤虎造の名調子を、
今こそみんなで味わおうではないか!!
耳、悶絶!!
ワッハッハ!!楽しいなあ!
( つづく )
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