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ナンセンスだなあ、
あさってから夏の東京なんて!
鳴り物が入ってちゃんちゃらナンセンス!!
・・・・ と、あの日、繰り返しおもいながら
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函館山が海の向こうに見えてゴキゲンな朝の湾岸道路、
ロン毛に短パンの、
湘南ボーイみたいな男子が、国道から海へ降りてゆく、
まるで夏のプロのごとき夏らしい光景に盛り上がり、
わたしは朗らかに
テープから流れるカントリーミュージックを唄いながら
函館の、お盆前の、いまこそ夏の極まったのを、あいした
夏らしい夏が3日くらいしかないとしても、
函館の夏はすばらしいと満悦する
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途中、海沿いの眠そうな田舎町で酒屋をようやく探して、
キリンビールを1ケース購入し、『 祝 』 と墨で書いて、
K...という灯台のある高台へ
ログハウス作りに精を出している男たちを訪れた
お祝い、なんて書いたが
「 ようやくちょうど壁が組み上がったばっかし、
さっちゃん、祝いにゃまだ早えぇよ 」
というブラザーに
まあ壁祝いッてんでいいじゃないの
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そうして
きっと今ごろはもう秋かもしれない函館の
あの海を惜しみながら東京に来て、
さっそくビシバシとタスクを詰め込んであるなか、
ナンセンスナンセンス、暑いぞ、とつぶやいてばかりいると
歌手の大野えりさんが、
さすがなことに、三浦半島へ呼んでくれたよ
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イヤッホ~ウ、三浦だ三浦!!
首都高をカッ飛ばしてネ~
東京はうしろにやっちゃってサ~
横横道路を最終地点まで~
海といったらやっぱり三浦~
R134こそがサマ~!
葉山~、横須賀~、三崎口~♪ シカゴ~!ルイジアナ~!!
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来年の企画、【 青函帯2009 】 のために必要な、
ヨットマンたちへのアプローチにおいて、
あんたには関東にも会うべきひとがいる、
というえりさんのガイドで
( わたしには、漁船だけでなく、ヨットも集まっていただき、
海の男たち総出、という青写真がある )
その日おとづれた、
海を見下ろす夏の家にいたのは、
ヨットマン Y.サブロー氏とキイ様のペアだった
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来年の 【 青函帯 】 企画の実行部隊として
前夜ブルーズ・サンセットのプロデュースに一役買うことになる、
< 大野えり&北京一 > コンビ、
※ 6/11の日記 ※
そう彼等、わたしの推進力ともなってくれて
立ち止まらない彼等がいっしょ
サブロー邸の夏のヴェランダで、バーベキューをしてもらいながら
たっぷりと参謀していただくことになった
話は、
” 全国のヨットマンへのアクセスの方法論と、
レースなどのテーマ創出と、カネの集めかた ”
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いっぽう、
北海道方面では北のヨットマンたちが
別件、クルーザ・ミーティングとして30艇ほどの回航をしていた日
30艇ものヨットがエントリするミーティングといえば
” ヒュー、なかなか大きめ ” といえる規模だというなか、
函館から、ベテランヨットマンのT氏が電話口にいう、
「 さちよさん僕らね、みんなにも 【 青函帯 】 伝えてます、
来年の本番への協力では、僕ら、
100艇にトライしてみようかなと、おもってますよ 」
「 ・・・・ マジですか? 」
「 ええ、マジですよ 」
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イヤー、男だ
ほんとにみなさん男ですよ、マジで。
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