■
万物うるおい大気澄む -
もはやさっそくながら
東京には疲れた秋まッさかり!
*
11月なのに寒くない、東京はばかだ、
と天に毒づいていた日々、
洗車したばかりの車のボンネットに
鳥の糞を数件も落とされたうえ、
きのうからものすごく、イヤな感じに寒くなった
*
そして函館からはうれしい雪のしらせ!
■
疲れの理由を
この大都会の街とひととのせいにするよりも
わが身を振り返るほうが解決は早い -
とおもって書く
*
食において
いまやいろいろな理論と価値観とを取り入れて、
おのおのの心身宇宙を慮るための
独自の食スタイルを持っているひとは多いとおもう
*
肉体労働と筋トレとを重視するわたしは
タンパク質を理由にして、あえて肉食をしているし、
この数週間もあれこれの機会にせまられ、
ダサいことに、大食獣に戻った
これはやぶさかなので
心身のサーキュレーションを是正するため、
ときどき実行する、
俗に謂う、リセット期間を設ける
この季節なら 【 リンゴ・デイズ 】
*
・・・ これはなにかというと、
文字通り、
基本的に食のすべてを
リンゴでまかなおうとする3日間のこと
( うつくしい理論が古くからあるがここでは省く )
・ 無理のあるときは、野菜か黒パンか玄米をゆるす
・ この期間に工事労働や筋トレを入れてしまうときは、
プロテインやアミノ酸パウダーは通常とおなじに、
きちんと摂りつづける
・ 水はいつもどおり大量に飲むが、
炭酸を避けるために、ペリエは断つ
この3点は、じぶん用のルール
*
、、、が、おおかた、
とくに食の煩悩には支配されずに、
スゴクたのしくまっとうできるし、
清貧な農夫かアーミッシュの食卓のようで気に入っている
この期間が終わっても、
かならずしばらくは、整頓された草食が身について、
ほんとうに必要な分量と、
身体内部で起こっていることとを実感し、
だんだんそのうち、
ふたたび長いものに巻かれきるまでは、
とてもゴキゲンな清貧スタイルをつづけられる
*
ふだん仲間と食べる、
ヘヴィでパワフルでおよそジャンクな労働スタミナ食や、
あたかも美食家めいたレストラン食や、
たくさんの食材を調達して自宅の厨房にこもる料理三昧や、、、
そういう時期をむしろ軽蔑しつつ、
身体の軽ろやかさといったら蝶のごとし、
おもわず出でる鼻歌はビートルズの、
『 ヒア・カムズ・ザ・サン 』 以外に考えられないね
といった、
フレッシュたぎらんばかり、の感じで
今日は、
東京へ戻ってからようやく2度目の筋トレ
*
体育・武道センター
( ゴツいが、略すと、エステのように
” TBC ” となるので気に入っている (嘘) )
タップリ丁寧に打ち込める時間をとって
いそいそとTBCへ...
*
筋トレをはじめる前のウォームアップに
体育館のジョグスペースで走る
ふだんなら
3周くらいでもう、
なんとなくゼイゼイしたつもりになってやめては、
さっさと本命のバーベル室に移動するところ、
なんといきなり25周もしてしまった、
ワオ、25周!!
なんだ? いままで、じつはまったくゼイゼイなど
していなかったのじゃないだろうか、
・・・ と不審におもいながら、
いつまでもばかみたいに走ってないで
はやく筋トレに移りたいので
しかたなくやめた
*
1周が140mだから
まあ25周しても3.5kmにしかならないが
それでもちっとも疲れないとなると
もしやこの調子なら、
いずれホノルルに出られるだろうな、とおもう
楽しみだ
フフフ、、、
と、例によって心中壮語
*
毎年12月のホノルル・シーズンが来ると、
なぜかまるで
自分が参加ランナーであるかのようにソワソワし、
筋トレの最中にトレッドミルなんかに乗り
チョイチョイと1kmくらい走ってみたりして、
ずうずうしくも
気合いの入った大仰な気分にだけなっておいて
やっぱり出ない
函館近郊、大沼湖畔14kmマラソンすら、
いまだ走ってみたことがない
3.5kmにビックリするあたりが、
我ながらスゴイ
ワハハ
こうして今年も、
空想ランナーに甘んじるとする 秋の窓哉
*
まあ、このように
くどたらしく書きましたけれど、
なんたってとにかくステキに心身が舞う、
ハッピー・リンゴ・デイズの実況、
でありました
.
.
.
■
夜に
数ヶ月の間ごぶさたしていた、
小さな珈琲豆店へ
閉店近づく時刻にスルリ
*
クリフォード・ブラウンに似ているひとに似ていて
結果としてクリフォード・ブラウンには似ていない、
非クリフォード・ブラウンであるところの若い店主が
ああ!いつものマンデリンならあります!
200グラム! 寒いですねえ!!
・・・ と、
屋外と変わらない、外のような寒い室内で、
ものすごくニコニコして大声で対応したので
にわかに地元民の気分になった、
一杯、彼に落としてもらって、
星のない夜を、
コーヒー・ルンバのステップで帰る
● ● ●