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涼しい夏の風!!
ヨ~ロレーリッヒ~!!
否、これをこの街では秋と呼ぶのだ
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廃墟をふたたび開け放って10日目、
先日あたりから、
わたしにはもはや微塵もカビの匂いなどしないがどうだろう!!
まるでゼーンゼンしない!
むしろジャスミンの香りでもしそうなくらいだし、
深呼吸でもして、寝転がったり、くちづけしたり、
匍匐( ホフク )前進なんかも出来そうだ
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2007.9.23.( 予定 )
函館旧花街・大門へのオマージュ
【 一夜限りのグランド・キャバレーの灯 】
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アアッ!!
ブログ更新がおろそかなままに、
すでに本番前1ヶ月を切る
すべきこと、クリアすることがまだまだ
あまりにもあり過ぎながら、
ひたすら金ばかりがなくなり過ぎてゆき、
ほんとうに逃げちまいたいところだがそれでも、
出来ない気がしない
まわりのみなさんや亡霊たちのおかげで!!
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これはわたしと函館の愛の物語
断じて ” マチオコシ ” なんかじゃない、
ただのわたしの射精、ッてとこだろうとおもう
わたしはこれまでさんざこの街に欲情し、
もう、
溜まってんだよ
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廃墟エントランスのシャッターは
手動チェーンに切り替えてあり、
毎日、軒天井裏に頭を突っ込んで、
動力部やシャフトを撫でてはメカの神様の名を唱えつつ、
5-56を吹き付ける、( グリスも買ってある )
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シャッター屋さんにはあらかじめ、
老朽があまりにも激しいために、
あまり稼動させるべきでないと云われていたが、
日々、開閉の調子がよくなってゆく
が油断はしない
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以下、
ときどき出入りして下さるみなさんへ、お礼の記
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・
遠路 YT社長よりふたたび、
カビ除去剤セットが届いたし、
K氏は企業からオゾン発生器を借りてきてくれた
・
NJ社長が
いつもの差し入れに加えて
周囲の草を、( なんとなく ) 刈ってくれた
・
YT社長に、バーを担当してくれるコマヤ氏に、
彼の取り巻きのレディたちも腕まくりで来てくれて、
ソファをすこし、次々と下ろしては虫干しし、
どんどん磨いてってくれた
・
ナゾノ博士は毎夕、
サンダルでどこからかふらりとやってきては、
まるで100歳ででもあるような、
怪しくてやたらと詳細なる、町やひとの歴史相関を延々と物語り、
作業の手が止まることはなはだしい
そのわりに
お手伝いの仲間がいないと、
「 今日はヒトが少ねえな? だが少ねえほうがイイ、
俺たち、少数精鋭で行こう! 」
・・・・ とかなんとか勝手なことをのたまい、
仕事より口数のほうが多かったりなんかするし、
タバコの吸殻は道路に捨てるし、( 叱ってやった )
まあイイ精鋭なこと
がじつのところ、
毎夕現れて、とっても一生懸命に腕をふるってくれる
とはいえ、ナゾノ博士と少数精鋭じゃ
現場が仕上がるのに3年かかるので御免だともおもう
・
HY氏もつぎつぎと
便利グッズを持参でやってきては
黙々とじぶんで見つけた部分の掃除やメンテをして帰る
とくに彼の磨いた黒レザーの壁面の輝きは、絶品中の絶品、
もうピッカピカのピッカピカ!!
( といって、全部やってもらおうと考えている )
・
大門横丁で店をやってるNB嬢は
サラリと勝手にやってきて好きなところをせっせと磨き、
しらないうちに自分の店へと去ってく
・
犬の散歩途中で、
見せてくれ、と云って現場に立ち寄ったある氏
- 馴染みのホステスは46番、エート名前なんだっけ、
木の実みてえな名前だったな、忘れちまった
後日、
廃墟に残存している遺物的なホステスの名刺を探したら、
果たせる哉、
「 46番 クルミ 」 というのがあったりした
手描きで裏書がしてあって曰く、
『 158cm、○○kg、小柄でグラマー、
力持ちの殿方が好みです! 』
・
かつて、店で No.1 を張ったと思しきマキさん(仮)が現れた、
店への情熱と、かつてを語るときの、ピンと張ったこころが
ジンジンと伝わってくる美人
「 あの頃、お母さんがイチバン綺麗だった頃、
またあんなキラキラしたお母さんが見たいんです 」
という立派な孝行嬢と一緒に
「 当時のホステス仲間と、
この話題でいま、盛り上がってるのよ、
クローク係だった小池さん(仮)ておばさんもいるわ、
30年来、店におつとめした女ボスもいるわよ!
みんな呼びましょう!! 」
そうそう!呼びましょう!!
・
TS社長より
- ヤイてめえ、10万振り込んだぞ!!ばか!!
と電話口で怒鳴られた
・
消防長にも
この街をこれ以上乱さないでくれと怒鳴られた
・
東京で掘り出して、
仲良しになった新人ソングライター、蝦乃木ユウイチ君から
この企画のために書き下ろしたといって、
” グランド・キャバレー ” を冠した、
なかなかステキに切ない1曲が届いた
・
オファーをかけていたチンドン屋の男たちが来た、
ゾロゾロと、スッピンで
「 あんたがひとりで資財をなげうってるッつうから、
俺たちも ( 資財をなげうつよ ) 」
( ↑ とは云ってなかった )
花街・大門には、ジンタの音がよく似合うね
・
JSマスター、
「 君がちゃんと東京から戻って来た、
ホントにヤルのかとおもうと、なんだか夜も眠れないわ 」
・
K氏
「 ステージ照明大丈夫なのか、オレ電気のこと考えると
心配できのうの夜、眠れなかった 」
( たぶんスゴク寝ているとおもう )
・
東京からチケット2枚!!ッて確認の電話、
・
東京から協賛の応募!!
・
青森から仕事を休んで会計係をしに来てくれるというひと
・
札幌UHBさんからの取材オファー
・
『 キャバレー未完成 』 の看板ならウチにまかせろ、
というS社長!
・
手伝う手伝う、手伝わせろ、といって
いまだに一度も現場に来たことがないS君!
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ありがとうみなさん、
すべてにスペシャル・サンクスであります
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☆ これまでの軌跡はカテゴリ内、
キャバレー企画プロモ より
スクロールで、ことのおこりの冬までさかのぼれます
☆ 企画当日の内容については、この日の日記 から
※
一晩限りの
『 普通のキャバレー営業、ないしは経営 』
なのではなく、チケット制にて、
『 廃墟がみたキャバレーの夢 』
なるものを披露したく
存じます
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