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これはなんだろう?
すべてのやる気が失せてしまった
イヤな夢を見たから二度寝したのに
またその夢の続きを見るなんてのはやるせない朝
*
現実における示唆的な夢をよく見る
たぶん何かが起こっている
何が起こったろう
ワカラナイ
弱いひとの人生をくじくのなんか、
ひと一人の影響でじゅうぶん過ぎる場合がある
これは世界中について然り、だろうが
わたしは取り乱すだろうか?
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黒猫エバにまた発情期がめぐり
日夜、断末魔めいたおそろしい声で
ヒステリックに発情を訴え上げるものだから
オフの朝の遅いベッドから、
仲良くしてもらっている、隣町の獣医に電話して、
さも鬱陶しそうに
「 発 情 期 ! 」 とだけ云った
その太った獣医は昔から、
ウッシッシと他人事として笑いながら、
「 避妊手術なんてやめなさいよ可哀想なんだから 」
と主張するので、
うちの二匹の黒猫は今もって一年中、
しかも交互に、
あの萩原朔太郎式の鳴き声をあげまくっているハメに
なっているのだけれども
これはどうかとおもう
*
じぶんを制御できないほどの本能的な欲望や
猛烈な、我を忘れるほどの嫉妬や
どうにもならない遣る瀬なさ、などの強い感情によって
取り乱すなんてのを、
したことがありますか
猫みたいに
そういや過日、いつだったかもう随分と前、
とある氏に
「 人間は、
道に倒れて 誰かの名を 呼び続けたり、、
するくらいでないとダメだ 」
と説教されたが、
そんなことされたら、わたしならば猛然と逃げる
*
困ったときに
思い巡らすことがある
じぶんにとって、誰の存在が、
どんな状況においてもありがたくて心地よいだろう
そのひとは、どんな態度で臨むだろう
そのひとは、どうやってひとを愛するだろう
そのひとは、どうやってじぶんを愛するだろう
その超然としたひとはいう
「 オッケイ! 」
mmm、これはいいよね、
すてきな言葉だ
すべて、それぞれにOKを出す
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先日、ひさびさに
クリフォード・ブラウンに似ているクリフォード君、
という男子に似ているひとのところへ寄り、
ブラックコーヒーをテイクアウトしてから K...市へ向った
不思議なもので彼、
クリフォード君にはそっくりだが
クリフォード・ブラウンにはゼンゼン似ていない
( 前にも書いた! )
風が強くて、開け放った室内はビル・エヴァンスだった
*
K...市の大きな瓦屋根のある古い店で、
また珈琲を飲んで、はるばると帰って来た
わたしは帰る、
どこまでもどこまでも走ってゆきたいが、
いまは、帰る
先日調べた上海行きの切符は、
やけに高価だったので止してしまった