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誰にだって人生は哀しいから
あの音には泣くだろ
せき上げるようなフレイズを畳み込んでは
どん底まで上昇する
バラードも、冥利に尽きる青山の夜
*
2008年夏の大きめな企画
函館での真夏の夜のジャズに
ワケあってどうしてもスウェーデンを絡めたいので
折りよく来日したスカンジナビアン・コネクション、
主宰であるベーシスト森氏を、
満員の青山のジャズクラブに訪ねる
( チャリートも客席に )
その日、
東京タワーは
アイルランドとの友好イベント由来で緑色
たいして平和にもフレンドリーにも見えない、
いつになく暗い発色をした東京タワーを横目に
皇居をまわり込んでR246へ
土曜の晩で、都会のラジオはまあまあ
わたしは目下、函館市の
春の市長選挙に気を揉んでいる真ッ最中
荒波に錨をおろすある男の出馬、
MJ-N氏( 元助役西尾氏、と読む )
の顔を正面から見て、
がんばってくださいとゴシック太字で伝えたいところ
*
スウェーデンにおけるジャズの深度
あの女のキャンディ・ヴォイス
イェーテボリ号の復活航海
悲しすぎるビル・エヴァンス
函館のジャズ喫茶で聴いたスウェーデン民謡
彼等の長い旅
ペリエを2本
祖母の電話
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君はなぜそれをするの、
「 じぶんはなぜそれをするのか 」
わたしはあえて絶対にみずからに問わない問いを
ひとはかならず問うのですよね
答; 「 そういうことになっているようだから 」
わたしの現象は
説明するとなるとオカルティックに聞こえるかも
知れません、とかなんとか云うと
君は僕に気遣いをしてオカルトと表現したけれど、と云って
周到に時間をずらして意外にも、
エドガー・ケイシーなんかの名前を持ち出してくれた
あなたのそれが気遣いです
*
いつじぶんを明け渡したのだっけ
じぶん以外のあらゆるものが、
この身体を使うことができるし、
あらゆる命題が、
この身体を使うことができるとおもう
じぶんの身体に満ちているのは最初から
誰しも宇宙なのだし
わたしたちは本当は誰であってもいい
じぶんがじぶんである、と考えているじぶんも、
すでにそれは仮だ
じぶん以外の意思に乗っ取られているあいだ
疑問も心配事もなにもないゆえに
わたしはラクチンである気もする
なーんて
むしろその手伝いをさせられるわけだから
レセプターも全然ラクじゃないか
得体の知れないが確固としたなにものかと、
おなじひとつの身体を使うッてのは
なにしろじぶんはどうあれ、
ひとには何が起こっているかわからないだろうから
説明ができないんだよ、
まるで多重人格者の犯罪、
イヤ迷惑な話だ、腹が立ってきた( 逆ギレ )
*
というわけでイカニモ迷惑な企画、
【 滅び行く花街、大門へのオマージュ
一夜限りのグランド・キャバレーの灯 】 2007・9
それから
【 ディンギー・ミーツ・ジャズ
函館での真夏の夜のジャズ 】 2008・7
詳細随時!
みなさんどうぞよろしくね...