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いよいよ本番、今夜です。
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6日前、
ヨネキからの連絡を受けて急遽、
今夜の 【 海辺のジャズ 】 をセッティングした。
( 前の日記参照 )
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ありがたいのは大人たちが
事をわたし以上に重大に解釈してくれて
わたしのいつものお遊びではなくて
これはあるひとつの、ちょっとない、重要な奇跡、
であることを読み取り、
それを踏まえた応援やアドヴァイスを方々からくださって
そうとう盛り上がってくれたこと。
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この6日間、
早朝から深夜までいちども休まずに
来る日も来る日も営業に
駆けずり回ったんだよもう疲れちゃったね。
手書きのフライヤを何度もコピーしまくり、
家々へのポスティング、
シラミ潰しにドアをくぐり、
ジャズバーやジャズ喫茶、その他のカフェやショップ、
バーやレストラン、などなどへのフライヤ設置依頼、
そのたびごとのプレゼンでしゃべりまくり、
そのたびごとに何かオーダーして投資しまくり、
道路に突っ立っているひとへの呼びかけ、
レストランで横に座ったひとへの呼びかけ、
中部高校軽音部、ラ・サール高校ジャズ研、
未来大学ジャズ研への案内、
電話、ファクス、Eメール、
二度のFMラジオ局での宣伝トーク、
新聞社二社での宣伝、
函館でのふだんの主たる企画者たちへの挨拶、
協賛者とのミーティング、
椅子やブランケットの準備、会計スタッフ探し、PA、照明、
マイク、近郊のブラスバンドからの譜面台の手配。
反響電話への対応。
そして最後の最後まで
会場に生ピアノを入れるかどうかに煩悶し、
いきなりなのだからエレピでいいという多数の声と
いきなりなのだからエレピでいいというミュージシャン側の声と
僕のエレピ、大口純一郎氏が弾くなら貸すからねといってくれる声と
いきなりでもやっぱり生ピがいいだろうという声と
生ピのリスクに支払うよりその分、
ミュージシャンへのギャラに反映したほうがいい、という声と
最初からまったくない資金繰りのなかで、
責任はすべてじぶんにあるという重さのなかで煩悶し、
2日前にようやくハラを決めた。
「 さちよ、俺たちはね、
かつての函館のいろんなことやってきたが
いつも可能性のある限り最高の状態をつくってやる、というのを
主義としてきたんだぜ。 」
というVOLVO社長の声に押されて。
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それはもう日々、
一刻を争ってバタバタし、
たいていが天気も悪くって雨や嵐がつづいている中、
ビショビショになり過ぎたり
あわてすぎてまだドアを開けていないのに車に乗り込もうとして
ドアの角に頭をぶつけて倒れたり、
まだドアを開けていないのに降りようとして顔をぶつけたり、
もう惨憺たるものであった。
みなさん、
あちこちでたいへんお騒がせいたしていてまったくごめんなさい。
こうなったら最後まで、
迷惑をこうむっていただきます。
いずれみなさまから迷惑をこうむることになったあかつきには、
両手をひろげてウェルカムいたしますから。
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先日、
ミクシィ内の某未知人氏より
はるばる八王子から
びっくり仰天のパン達が届いた。
直径300Φ のわたしの大好きなカンパーニュは圧巻で
ずっしりと持ったままひとり、
ハッハッハ と笑いが止まらなかった。
あちこちに見せびらかして切り分けたりした。
数々のいろいろなパン達も、
みんなでおいしく、大笑いで食したよ。
自家製ハムを乗せたりして。
ほんとにどうもありがとう、
正式オーダーまっててください。
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先日、
おなじくミクシィ内の某未知人氏 のギャラリーより
はるばる札幌は盤渓( バンケイ )というところから、
海ジャズ用の差し入れあるいは協賛の、
珈琲豆がどっさり届いた。
顔を突っ込んで珈琲豆の匂いを果てしなく吸った。
うれしい。
ほんとにどうもありがとう。
有効活用させていただきますからね。
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この一週間で
ペンでは追えない、
人生のあらゆることが増幅して起こった。
もうだめ。
昨夜、
室内の闇で目を閉じると
星のかたまりが屋根の上をゆらゆらと移動するビジョンが
繰り返し起こり、
ああヨネキたちは祝福されているんだと安心した。
それにしても頭上が真っ白に明るすぎ、
目を閉じれば閉じるほどより一層あかるく、
目を開けたほうが暗いので
目を開けたまま眠ろうとおもって
目を開けたまま睡眠を待ったがその後どうだったんだろう。
わたしは目を開けたまま寝たろうか?
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宣伝しすぎて
多くの反響をいただいております。
「 入りきらなかったらどうするんだ! 」 という怒号に
「 たった30人しか来ないほうがよっぽど怖いわ!! 」 と
返しておりましたが、
どちらにしても
わたしはもうおそろしくて、
コソコソと東京へ帰りたい心情です...
もう、本番を今夜に控えてわたしは
はやく準備を整えて
あれこれしなくてはならないのに
こうしてこの夕刻、まるで余裕であるかのように
ここでキーパンチしてお茶を濁す孤独
( 問い合わせの電話よもう鳴るなかれ鳴るなかれ )
( イヤ鳴れ )
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草木ぞうぞうと颯風に揺れ
蒼穹の果ての画素 濃密にせまる初夏 我 ...
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なににせよ、ウェルカムです
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