■
ご無沙汰、元気かい?
わたしときたら
何十日も空けちまって
正直云っていまもなお、疲れているの
( ・・・・ といって、
いつ来るだろういつ来るだろうと待ち構えているが、
いまだに風邪ひとつ引きやしないのが、かなり不如意 )
あんまり日が空きすぎたので
昔のことは割愛、否、
過去分は追い追い差し挟んでゆきます、そのうち
*
それにしたって
遅ればせながらもここでお礼を省けないのは、
【 大沼 Hot Ride - ほとりで 】 にいらしていただいた、
170名だか180名だかあまりのみなさんに
いらっしゃれなくても、
ずっと応援していてくださったみなさんと、
現場で協力いただいたみなさんと
迷惑をおかけしたみなさんに
それからわたしの誕生日に
電話やメール、ミクシメッセからお祝いをくださっていたみなさんに
( とてもおどろいたよ )
こころからありがとう
*
ちょっと忙しくって
すでに東京へ戻って久しいけれども
ちょいと猛烈な必要があって学問をはじめました
たのしいなあ!
秋だ
■
すゞ虫や 目白台 ( 字足らず )
双子の老女がやっている、
小さくて古いパイの店と、小さな図書館へ
この日は雨、
最近、或るひとへ送る予定の手紙にも記したように、
曇りの日と寒い日は、東京日和とおもっている
まだ銀杏並木も黄色くないが
*
パートナー氏と久しぶりにオフを合わせて上野、
寄席へでもゆこうかと
相談のすえ、
浪曲を聴きにゆくことになった
浪曲についてはともに厳しく一家言ある我々は、
女曲師を二、三みて、
だめだねありゃ、とかなんとか品評しつつ、街をさまよった
落ち着いた男の声が聴きたくなって
落語へハシゴしようかともおもったが止した
銀座で
プライベートを喫していた、
古画めいた風変わりな顔をもったトップモデルを
或るカフェのテラスに見かけ、
よい目の保養をした気分になったのち、
うつくしい映画もみた
さっきモデルが座っていた店で飲みたくもない珈琲を飲んで、
明治屋でチーズや鴨のスモークやワインなどを買い込んで、
マンションへ戻った
その夜の我々の議論は、
ずいぶんと楽しくて、いつまでもやまなかった
夜は、たっぷりしていた
内容はおもに、
アートと商売の如何である
いまはどこへいっても、誰と会ってもこの話題がしたい
■
さて11月がやってくるね、
11月の東京ほど、すてきなものはないし、
また、妄想を掻き立てられる季節もない
さあ遠慮なくいろんなことを考えたまえ!
遠慮なくデートしたまえ!
遠慮なく大胆に働きたまえ!
東京じゅうの銀杏並木を、あるき尽くしたいね、どう。